7月6日(現地時間)、Microsoftは自社のパブリッククラウドであるMicrosoft Azure上で稼働中の仮想マシンに、設定変更などを追跡する機能がプレビューとして実装したことを、公式ブログで発表した。

対象となるゲストOSはWindows Server 2008 SP1以降およびWindows 7 SP1以降。Linuxディストリビューションは、Amazon Linux 2012.09~2015.09、CentOS Linux 5/6/7、Oracle Linus 5/6/7、Red Hat Enterprise Linux Server 5/6/7、Debian GNU/Linux 6/7/8、Ubuntu 12.04/14.04 LTS、15.04/15.10、そしてSUSE Linux Enterprise Server 11/12。対象はソフトウェアやファイル、Windowsレジストリならびにサービス、Linuxデーモンを追跡する。

Change Trackingソリューションを有効にした状態。筆者が確認した限りでは東日本リージョンには未展開だった

新規もしくは既存の仮想マシンに対してChange Trackingソリューションを有効化。Change Trackingダッシュボードでは、仮想マシンで発生した変更がグラフや文字列として示される。可読性を高めるためのフィルター機能を備えており、既定の過去24時間から過去30分/1時間/6時間/7日間/30日間と変更可能。任意の時間範囲指定も行える。

Change Trackingによる仮想マシンの変更結果ログ

OMS(Operations Management Suite)ワークスペースで、Azureアクティビティログを管理している場合、Azure Activity Log Analyticsソリューションを追加することで、変更追跡時間内に発生した仮想マシンの活動ログも表示できる。

ログはOMSワークスペースでも管理可能

阿久津良和(Cactus)