NTTデータ及びNTTデータマネジメントサービス(NDMS)は7月11日、パソナと協業して財務経理部門の業務効率化や働き方改革を支援するという「WinActor(ウィンアクター)財務経理ソリューション」を提供開始する。
新ソリューションは、自動化ニーズが特に高い財務経理業務を対象に、ユーザー部門向けRPA(Robotic Process Automation、ソフトウエア型ロボットによる業務自動化の取り組み)ツールであるNTTデータの「WinActor」を使用し、ERPパッケージなどのシナリオ作成が可能な人材の育成及び派遣を行うもの。
このソリューションにおいてNTTデータとNDMSは、WinActorの研修教材作成や修了基準策定、講師育成などを実施する。これにより、民間企業などにおける財務経理部門での精算処理や決裁審査などの業務量を軽減し、企業の継続的な課題解決や業務効率化に貢献するとしている。
今回の協業において、NTTデータはWinActor及びWinActor研修教材の提供や、研修講師の育成などによる「RPAエキスパート育成講座 -WinActor-」の作成支援を担当。NDMSは、NTTデータグループにおけるWinActorの適用・普及、WinActor技術者の認定基準の作成を担う。そしてパソナは、RPAエキスパート育成講座 -WinActor-による財務経理分野の登録社員育成と企業などへの派遣を担当する。
3社は今回の協業を通して、人とRPAの協働による新しいソリューションを提供し、企業のさらなる業務改善と働き方改革の支援を拡充していくとしている。