トレンドマイクロは7月6日、スマートフォンで、Facebook、Twitter、LINEなどのSNS(Social Networking Service)を利用している子ども(小学4年生~6年生・中学1年生~3年生)を持つ保護者618名を対象に実施した「子どものSNSコミュニケーションに関する実態調査」の結果を発表した。
調査の結果、SNS利用中に、子どもが何らかのトラブルを経験したと回答した保護者は26.2%に上ったという。これに、トラブルがあったかどうか「知らない・わからない」と回答した保護者(11.7%)を足すと約4割に達する。
最も多かったトラブルの内容は「SNSに熱中して、勉強など生活習慣に悪影響が出てしまった(13.9%)」。これに、「他人に勝手にログインされた(5.3%)」「暴力、薬物、性的描写などを含む有害なサイトを閲覧した(5.2%)」が続いている。
また、子どものSNS利用時のセキュリティ対策の実施状況(「保護者の指導」と「製品や設定での対策」)を聞いたところ、「特になし」と回答した保護者が24.6%となった。
最も実施の割合が高い対策は「不審なWebサイトへのリンクをクリックしないことを教える」43.9%にとどまり、その他の対策は3割未満となっている。
「何らかのトラブル経験がある」子どもの保護者では対策を実施しているのは88.9%となったのに対し、「特に経験がない」とした保護者は66.8%にとどまり、その差は約22ポイントと開いている。