アイク・ラボは7月6日、AIを活用した機械学習(ディープラーニング)によるチャットボットサービス「AikuBot(アイクボット)」を発売開始すると発表した。

アイクボットは、自然言語のテキストデータから品詞の種類などを判別する「形態素解析技術」によるルールに基づいた一問一答と、ディープラーニングによる精度の高い回答を実現したチャットボットサービス。ディープラーニングではIBM WatosonやMicrosoft Cognitive Services、Google CloudPlatformなどと接続できるので、高いコストパフォーマンスを発揮するという。

サービスイメージ

主な機能には会話ランキング機能があり、回答内容を点数化することで良い会話の回答比率を高めて点数の悪い会話を非表示にするなど、ボットとしての精度向上を促進することができる。また、一般的でない固有名詞を辞書登録しておけば、その言葉を認識させることができ、有害な言動や宗教・政治に関わる言動の入力を遮断するブラックリスト機能や、連続した同一会話入力の制限、サーバに高い付加をかけるような大量入力を防ぐためにインプットタイム制限を設けるなどボットを保護する機能も搭載している。

同サービスは、カスタマーサポートの対応窓口やサービスのレコメンド、自社広告のキャラクター、ナレッジの蓄積・共有などのマーケティング、社内相談窓口など幅広い利用シーンが想定される。