コイニーは7月5日、訪日中国人観光客向けQRコード決済サービス「WeChat Pay」を全国各地の事業者に推進し、インバウンド対応を促進すべく、「地域金融機関向けWeChat Payビジネスマッチングプログラム」の提供を開始すると発表した。
地域金融機関と共に、WeChat Payが利用できるCoiney加盟店の開拓を行うほか、同日より同プログラムへの参加金融機関の募集を開始する。
WeChat Payとは、中国テンセント社が提供するコミュニケーションプラットフォーム「WeChat」上で提供されるQRコード決済サービス。2016年第3四半期にはアクティブユーザーが8.3億人に達し、中国本土ではコンビニや小売店、美容院、タクシー、病院、町中の出店、さらには税金の支払いなど100万店舗以上で利用されている。
コイニーでは、決済分野から訪日中国人観光客の受け入れ体制を支援するため、2016年9月にWeChat Payアクワイアリング契約を締結し、一般公開に先立ち東急百貨店(一部店舗)、東急ハンズ(一部店舗)などでの利用を開始。
また、2017年4月からはCoiney加盟店にもWeChat Pay決済機能の提供を開始しており、スマートフォン・タブレット端末のカメラを用い、どこでもかんたんに低コストでWeChat Pay決済の利用が可能となっている。
今後は、いままで地方の事業者での取扱が難しかったWeChat Payをかんたんに利用できる環境を整えるため、このたび、地域金融機関向けに新しいビジネスマッチングプログラムの提供を開始するに至った。
地域経済の発展を担う地域金融機関と共に、訪日中国人観光客の受け入れ体制を強化し事業者の機会損失を防止するほか、地域経済の活性化を推進していく。
CoineyのWeChat Pay決済は、初期導入費用や月額費用、専用ハードウェアを必要としないため、訪日中国人観光客が日常的に利用しているWeChat Payによる支払いに素早く対応ができ、販売機会と顧客満足度の向上が期待できる。