NECは7月5日、自宅や外出先で行うテレワークやオフィスでの勤務状況のデータ収集と可視化が可能な「働き方見える化サービス」を同日より提供開始した。
「働き方見える化サービス」は、PCまたはスマートフォン経由で勤務者からの申請や業務報告、管理者の承認作業などを行うことができるもの。Web画面で、その日の勤務形態(通常、直行/直帰、在宅)と勤務予定時間・業務内容を登録すると、自動的に管理者宛に承認依頼メールが通知され、申請・承認作業を行うことができる。
勤務時間中は、4つの勤務状態(開始、休憩、再開、終了)を選択することで、勤務実績の登録ができ、業務終了時には業務報告・勤務実績の修正もできる。また、ホーム画面に残りの勤務時間を表示することや、長時間の連続勤務時/勤務終了30分前/勤務終了時にポップアップ画面で注意を促すこともできる。
さらに、顔認証セキュリティソフトウェア「NeoFace Monitor」との連携で、Windowsログオン時に顔認証による本人確認ができる。
本サービスでは、同社のクラウド基盤サービス「NEC Cloud IaaS」上で提供され、利用者の新規登録・削除は、CSVファイルで管理し、一括でシステムに登録可能。
料金は、初期費用が無料で、月額利用料が500円/IDから。
今後は、社員個々のPCの利用状況に加え、アプリケーション単位の使用状況やその使用時間も可視化できるようにするとともに、個人の行動単位の時間を集計する機能も追加。さらに、組織単位でも勤務時間を集計できる機能を提供する予定。