ESETは7月3日(米国時間)、「Two-factor authentication: An underutilized security measure in businesses」において、セキュリティ機能として2要素認証(Two-Factor Authentication; 2FA)が効果的であるにもかかわらず、企業での活用があまり進んでいないと指摘した。ESETの調査において、ラテンアメリカの企業のうち11%しか2要素認証を使っていないと説明している。
2要素認証は利用するユーザーにとっては扱いやすい上に、セキュリティの面でも高い効果が期待できるとされている。2要素認証はすでに多くのユーザーが利用しているが、企業においてはあまり活用が進んでいない状況がある。通常はログイン時や設定変更時にモバイルデバイスに確認用の時限コードを送信し、そのコードの入力をもって適切なユーザーであることを確認するといった使われ方をしている。
記事では、企業での普及を進めるにあたり、2要素認証を導入するためにかかる費用を考えるのではなく、2要素認証を導入しなかった場合に発生する損害を考えることで、この方法が導入に適した技術であることがわかるといった指摘も行っている。