KDDIは7月4日に同社が実施した「スマホ決済利用意向調査」の結果を発表した。ここでいうスマホ決済とは、スマートフォンを専用端末にタッチして決済・清算を行う方法のことで、オンライン決済は除く。同調査は15歳から59歳のスマホ所有者に対して実施され、2060人からの回答を得た。
全体の約2割がスマホ決済を利用しており、満足度も高い
同調査によると、現在スマホ決済を利用している人は全体の約2割程度。利用年代では30代が多く、利用理由としては「会計がスムーズだから」「ポイントが付くから」「財布を持たなくて済むから」の順に多かった。また、スマホ決済利用者のうち、継続して使っていきたいと考えている人は91.3%にも及んだ。
スマホ決済の利用場所では、コンビニが最も多く、交通機関、スーパーマーケットと続いた。年代別に見ると10代と20代ではライブ・コンサート会場や音楽フェスなどでも利用されることが多く、40代から50代では百貨店や家電量販店などでの利用も多い。
スマホ決済未使用者でも、利用への意向は強い
現在スマホ決済を利用していない人のうち、今後スマホ決済を使うと思うと考えている人は42.5%。年代別では10代が53.8%と最も多く、若年層ほどスマホ決済に積極的であることがわかったという。
また、今後スマホ決済を使おうと考えている理由については、10~20代の若年層は「会計がスムーズだから」「財布を持たなくて済むから」といった回答が多く、40~50代は「ポイントが付くから」といった回答が多かった。
現在スマホ決済を利用していない理由としては、「セキュリティが不安」「スマホの紛失・故障が怖いから」といった理由が上位に位置していた。10代では「クレジットカードを持っていないから」が多く、「利用したいけど利用できない」ことが浮き彫りになった。