ソフトバンクは7月3日、法人向けにクラウド型のファイル管理・共有サービスである「PrimeLibrary(プライムライブラリー)」を提供開始した。価格は、いずれも税別で初期費用が3万円、月額費用が基本パッケージ(ストレージ:20GB、ユーザー数上限:1500人、ファイル数上限:1万個)が29万8000円、基本パッケージB(同:50GB、同:3000人、同:2万個)が49万8000円、追加パッケージが4万円(同:5GB、同:500人、同:2500個)。

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新サービスは、社内にある画像データや書類、提案書など膨大な量のファイルを用途別・サービス別など設定した任意のカテゴリーに整理し、社内情報の一元的な管理、利用が可能なファイル管理・共有サービス。

社内で抱える多様なファイル管理の課題を解決し、社内の情報利用を活性化させることで、ユーザー企業のビジネスプロセスのスピードアップを支援するほか、高度な検索性と一括表示によるファイルの可視化など、社内で保有する重要なファイルの統制した管理機能とその利用を促進する環境を、クラウドサービスとして提供する。

新サービスは、同社が自社内で利用するファイル管理・共有サービスとして開発した。同社は法人ユーザー向けの提案資料や動画、社内の業務マニュアルなどのファイルを約9000種類管理しており、自社の利用で改良を重ねながら約3年にわたり運営してきたノウハウを生かしてサービス化した。

主な特徴として、検索機能の充実、見やすい表示機能と重要ファイルの可視化、操作性に優れる管理機能といった特徴を備える。

検索機能では、キーワードやカテゴリー、全文検索やファイル形式など多様な条件で絞り込みが可能であり、必要なファイルにすぐアクセスできるため、情報収集や提案準備に要する時間を大きく削減できる。また、ファイルは複数のファイル形式の中から選択してダウンロードが可能だという。

表示機能と重要ファイルの可視化に関しては、ファイルをダウンロードせずにファイルの内容を確認できるプレビュー機能、およびファイルの種類や更新情報、バージョンなどをまとめて表示するサムネイル機能により、最新かつ必要なファイルを一覧表示するため直観的に取捨選択を可能としている。

また、バナーやアクセスランキングの表示、ファイルごとのダウンロード/プレビュー数など視覚的に訴求できる表示機能により、最新情報や利用用途が高い提案書などを一目で把握できるという。

管理機能については、専用の編集ツールの利用により、ファイルの掲載・削除作業が可能。所定のフォーマットに入力すると統一したサムネイルを自動的に生成し、問い合わせ先やファイル名などの記載漏れも防げるため、手間をかけずに社内ルールに則ったファイル運用を可能としている。