シュナイダーエレクトリックのグループ会社であるデジタルは7月3日、工場などで小型装置の制御を行うPLC(プログラマブル ロジック コントローラー9のエントリーモデル「Modicon M221」を発売すると発表した。
「Modicon M221」 |
シュナイダーエレクトリックは国内でファクトリーオートメーション事業を強化するため、専門の組織となるインダストリー事業部を新設。同事業部は、デジタルの持つプログラマブル表示器(HMIヒューマンマシンインタフェース)専業メーカーとしての強みと、シュナイダーエレクトリックの幅広いオートメーション製品群により、工場などでのオートメーション化を展開する中核的な役割を担うという。
同製品の発売を皮切りに、生産現場においてITとOT(運用技術)を融合し、スマートファクトリーを実現する製品やサービスを提供していく。
日本初上陸となる「Modicon M221」は、同社のPLCラインナップの中でも最もシンプルな機種。これまでオプションで販売されることが多かったアナログ入力を標準装備したほか、豊富なオプションにより装置の拡張、安全性の確保が容易に行えるとしている。
同製品の開発のため、日本語対応の無償開発ツール「SoMachine Basic」に日本語版を追加した。同ツールは、視覚性に優れたアプリケーションテンプレートで、多種類の生産機器に必要な機能を効率的に開発できるよう工夫されている。
「SoMachine Basic」の画面 |