Mozilla Japanは6月30日、7月より、社名を「一般社団法人 WebDINO Japan」に変更することを発表した。新社名は、WebのDiversity (多様性)、Internationalization(国際化)、Neutrality (中立性)、Openness (公開性)を表しているという。
Mozilla Japanは、「Webに選択肢を与える」というミッションのもと、2004年に米国Mozilla Foundationの公式支部として発足。以来、非営利法人として、ブラウザ「Firefox」の普及活動を通じ、オープンソースの啓発やウェブ標準技術の推進、OSS コミュニティ支援に努めてきた。
今般、米国Mozilla Corporationが、「Mozilla JapanはMozillaの公式支部という立場からは離れて活動すべき」という方針を決定したことを受け、組織の名称を改め、外部組織として、Mozilla Foundationとの連携に努めつつ、さらに活動の枠を広げていくことにしたという。
今後は、発展のフェーズから活用のフェーズへと移ったWeb技術のさらなる普及、ソフトウェア分野以外の多様な領域でのオープンソース手法の活用拡大などを軸に、コンサルティング業務や技術開発支援、コミュニティ支援、教育・啓発活動等に注力する予定。
Firefoxの日本語版の配布およびMozilla製品に関わる公式情報の提供は、米国Mozillaの公式サイトのもとで引き続き提供される。また、オープンソースプロジェクトである Mozilla の日本のコミュニティ活動は、以下のポータルサイトを中心に今後情報発信を行う予定。