インターネットサービス企業のNetcraftは6月27日(米国時間)、「June 2017 Web Server Survey|Netcraft」において2017年6月のWebサーバの調査結果を伝えた。2017年6月はコンピュータの数は増加したもののWebサイトの数は減少した。主な減少は.cnトップレベルドメインを使用したサイトが消失したことが理由とされており、それらはスパムサイトだったと説明されている。減少が最も大きかったのはMicrosoft IISとのこと。
アクティブサイトでは、Googleがシェアを増やしMicrosoftがシェアを減らしたことにより順位が逆転した。GoogleもMicrosoftもほかのサーバに比べるとアクティブサイトの中ではそれほどシェアは多くないが、比較的一定のシェアを確保しているGoogleに比べて緩やかに下降傾向にあるMicrosoftがGoogleを下回る結果となった。Microsoft IISは全体としてはもっとも高いシェアを確保しているが、アクティブサイトやビジーサイトでの利用率は下降傾向が続いている。
トップ100万ビジーサイトではnginxとGoogleがシェアを増やし、ApacheとMicrosoftがシェアを減らした。コンピュータベースのシェアではApacheとMicrosoftがシェアを減らし、nginxがシェアを増やしている。Apacheはシェア減少、nginxはビジーサイトやアクティブサイトでシェア増加、Microsoftは全体的なシェアの増加といった傾向が続いている。