日立製作所は6月29日、ITサービス運用の継続的な改善を支援する「IT運用最適化サービス」を6月30日より販売開始すると発表した。同サービスは、ServiceNow JapanのSaaS型ITサービスマネジメント「ServiceNow」と日立の統合システム運用管理「JP1」を組み合わせることで、課題解決を実現する。
同サービスでは、ITサービスの運用改善に関するコンサルティングからシステム構築)までを行う「立ち上げ支援サービス」、継続的な運用改善を支援する「継続支援サービス」、改善時に必要となる「ServiceNow」や「JP1」、両製品をつなぐ連携テンプレートを含めた「サービスプラットフォーム」を提供する。価格はいずれも個別見積り。
具体的には、「ServiceNow」と「JP1」を活用することで、企業内の業務を横断して連携させるなど適切なプロセスに見直すほか、システム運用の自動化による作業効率化とサービス品質の向上を実現。また、見直し後の業務プロセスの実行結果を分析し、新たな課題の発見と効果的な改善を繰り返すことにより、ITサービス運用の全体最適化を実現する。
今回、顧客ニーズの多いジョブ運用プロセスや障害対処プロセスなどについて、連携テンプレートを用意しているという。
そのほか、「ServiceNow」、「JP1」、連携テンプレートに関する使い方や技術的な質問などの幅広い問い合わせに加え、「ServiceNow」を含めたサービスプラットフォーム全体のバージョンアップなども日立が一括して対応する。