KDDIウェブコミュニケーションズとレキサスは6月27日、お互いの電話番号を知らなくても通話ができるサービス「Trustalk」を提供開始すると発表した。
「Trustalk」は、クラウド型の電話 APIサービス「Twilio」の技術を使い、プライバシーに配慮した通話を導入できるサービス。
音声の録音/再生、通話データの取得/蓄積、通話内容のテキスト化など、通話に必要な各種機能を備え、開発者は公開されたドキュメントを参照して、利用したい機能を自身のWebサービスやアプリケーションに組み込むことができる。
提供開始にあたり、家事代行サービスを展開するCaSyで先行導入を行い、3日間で開発を完了。このほか4社で、Trustalkの導入を予定しているという。
Casyでは、緊急時や不測の事態に家事代行スタッフから依頼主に電話連絡を取るケースがあり、個人所有の電話番号から発信することに抵抗を感じるスタッフには、本部管理者が連絡を仲介する対応をとるため、伝達までに時間を要していた。
そこで、スタッフと依頼主間で電話番号を知られず通話できる「Trustalk」が導入された。
Trustalkの導入によって、Casyでは、スタッフ個人の電話番号から発信することへの抵抗感を解消できたとともに、本部管理者が連絡を仲介するケースが減ったことで、依頼主への連絡にかかる時間が短縮し、業務効率化を実現できたという。