富士通および富士通総研は6月27日、小田急電鉄が主催するイベント「新宿シネマ&バルWEEK」において、ブロックチェーン技術を活用したスタンプラリーを実施すると発表した。
「新宿シネマ&バルWEEK」は、小田急電鉄が西新宿エリアの活性化に向け、新宿区や新宿テラスシティ内の飲食店などと連携して開催するイベントで、2017年7月24日から7月29日の期間中、新宿中央公園や新宿サザンテラスで屋外シネマ鑑賞やグルメを楽しむことができる。
同イベントの一環として、富士通と富士通総研は、小田急電鉄とともにブロックチェーン技術を活用したスタンプラリーを実施。
参加者は、専用アプリをスマートフォンにダウンロードし、年齢や性別、居住地など、個人を特定できない範囲のアンケート項目へ回答後、イベント会場に設置されたQRコードをスマートフォンで読み込むことでスタンプを獲得し、獲得したスタンプ数に応じて、イベント内で利用できる割引クーポンなどと交換することができる。
これにより三社は、個人を特定できない形式で参加者の年齢や性別、居住地域などの属性や獲得したスタンプの場所、時間などの情報を収集することが可能で、改ざんが不可能なブロックチェーンの分散台帳上に蓄積し、分析を行う。
小田急電鉄は今後、この分析結果を活用し、西新宿エリアを中心とした街の魅力向上や属性に合わせた情報提供による人々の誘致、周遊経路の最適化による来場者の満足度向上などを図っていく。