SCREENアドバンストシステムソリューションズは6月26日、AI(人工知能)サジェスト機能を搭載したイントラネット検索システムを開発し、8月から発売すると発表した。同システムはAIを駆使した独自の自然言語処理アルゴリズムにより、イントラネット内に保管された大量の文書・テキストデータから情報を抽出・解析し、類推されるサジェストキーワードと同義語辞書を自動生成するという。
昨今、インターネットは検索したい内容に関連する正確な情報を入力しなくても、世界中の利用者の検索履歴を基にした関連性の高いキーワードを類推して表示する「検索サジェスト」と呼ばれるアシスト機能が充実したウェブサイトが多く見られるようになっている。
一方、企業や大学などが組織の中で構築しているイントラネット環境においても、日々データベースサーバーに蓄積されていく膨大な情報から、必要なものだけを効率的に抽出できる、より優れた検索機能が求められているという。このような動向を背景に同社は、イントラネット向けAIサジェスト検索システムを開発。
同社が培ってきたソフトウェア開発に関する実績とノウハウを基に、当社が独自に開発したAI自然言語処理アルゴリズムを搭載し、イントラネット内に保管された大量の文書・テキストデータからのサジェストキーワードと同義語辞書の自動生成を実現しているという。
同システムは検索履歴の蓄積が不要なため、システム導入後、直ちにサジェスト機能や同義語辞書による、ゆらぎ検索が可能。また、文書内に記載されている文章を検索対象として、別文書の類似文章を検索結果に表示できるほか、アクセス制御機能により検索範囲を限定できるなど、経験や個人スキルに依存しない高精度な検索結果が得られるシステムとなっている。
同社は、今回開発したAIサジェスト検索システムだけでなく、過去の文書やトラブルを学習し、修正カ所を示唆する「文書品質向上支援システム」など、作業効率の向上をサポートするソフトウエアを併せて開発している。今後も、顧客ニーズ対応したソリューションを提供していく方針だ。
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ニュースリリース http://www.screen.co.jp/as/info/news/as170626.html