凸版印刷は6月23日、画面上に本棚のように陳列したデジタルコンテンツを、スワイプする直感的な操作でスマートフォン端末などにダウンロードし持ち帰ることができる、タッチパネル式のテーブル型デジタル・サイネージである「カタログ TakeOut(テイクアウト)」を開発したと発表した。観光施設や商業施設、流通・小売・金融・不動産業界などに向けて、6月下旬から販売開始し、価格は32インチディスプレイの場合で300万円~。
新製品は、テーブル型デジタルサイネージの所定の場所にスマートフォンを置き、画面上に本棚のように陳列した電子書籍や電子パンフレットなどのデジタルコンテンツを、本棚から本を取り出すように手軽にダウンロードできるというもの。
気になるパンフレットやカタログをスワイプする直感的な操作で簡単にダウンロードできるため、誰でも手軽にデジタル・コンテンツを持ち帰ることができるとしている。観光地でのパンフレット配布や、店頭でのカタログ配布などに適するという。
また、インタフェースのカスタマイズが可能で、企業のブランドカラーやロゴに合わせたカスタマイズできる。なお、同製品の価格に関して、カスタマイズ費用やコンテンツ制作費、運搬費、設置作業費などは別途相談となる。
第1弾として、西日本シティ銀行が採用しており。シアトルズベストコーヒー&サブウェイを併設する同行の「NCB アルファ六本松出張所(愛称は「ワンクカフェ」)」において、テーブル型サイネージ上でカタログを見ながら資金運用などの相談ができるという。同社では、関連受注を含めて2017年度に約1億円の売上を目指す。