複数のメディアが6月24日(米国時間)ごろからWindows 10のソースコードの一部が漏洩したと報道した。たとえばThe Vergeは6月24日(米国時間)、「Microsoft confirms some Windows 10 source code has leaked - The Verge」において、Windows 10のUSB、ストレージ、Wi-Fiドライバに関するソースコードが漏洩しており、同誌の問い合わせに対し、それらソースコードが本物であることをMicrosoftのスポークスマンが認めていることを伝えている。
Windows 10のソースコードはBeta ArchiveのFTPサーバにアップロードされていたと報告されており、現在ではすでにサイトの運用者によって削除されている。The Registerは、「Heaps of Windows 10 internal builds, private source code leak online」において、ソースコードが削除される前にソースコードのスクリーンショットを撮影していたとして、Twitterで公開している。ソースコードはMicrosoftから窃取されたものと見られているが、どの程度の数のユーザーがこのソースコードをダウンロードしたのかは不明。
Microsoftは契約を締結したパートナーに対してソースコードを開示するサービスを提供しており、FTPサイトにアップロードされたソースコードはこの共有プログラムで提供されているソースコードにも存在するものだとされている。どのような意図があってソースコードが公開されたのかは明らかになっていない。Windowsのソースコードは過去にも漏洩した例があるが、今回の漏洩は比較的規模が大きいものと言われている。