6月20日(米国時間)、Threatpostに掲載された記事「Internet-Enabled Drill Demonstrates IoT Security Done Right|Threatpost|The first stop for security news」が、盗難時の遠隔停止機能やスマートフォンからの設定機能などを搭載したコードレスドリルが、想定以上に適切なセキュリティ機能を有していることを伝えている。こうしたIoTデバイスはマルウェアからの影響を受ける可能性が低いとしており、IoTデバイスの良い例になるとしている。
2016年にMiraiマルウェアによって構築されたボットネットが大規模分散サービス妨害攻撃を実施してから、IoTデバイスを対象としたマルウェアの感染が相次いでいる。IoTデバイスは今後さらに普及することが予測されるが、Miraiに感染したIoTデバイスのように、セキュリティに対して脆弱なプロダクトが今後も増えるのではないかという懸念も出てきている。
記事では、Duoというセキュリティベンダーが「Milwaukee Tool ONE-KEY M18 Fuel 1/2″ Drill/ Driver」というコードレスドリルの検証結果を引き合いに出している。同社は検証により、同製品が安全であり、ルールに従って機能を実装していると説明している。