日立システムズは6月21日、ビジネスパートナーとの連携による「FutureStage 製造業向け生産管理システム」の機能強化を目的に、キヤノンマーケティングジャパングループのスーパーストリームの「SuperStream-NX 統合会計」との連携モデルを販売開始(10月提供開始予定)した。
日立システムズが販売しているFutureStageは、製造業や流通業の生産管理や販売管理などを行う基幹業務システムのシリーズ製品。各業界特有の業務要件を標準機能で備えている特定業種向けシステムは、カスタマイズをせずに導入できるモデルとして採用されているという。
製造業のユーザーから生産管理システムとして評価される一方で、会計機能を有していないことから、近年高まっている会計業務の効率化・高付加価値化、ガバナンス強化などのニーズに対応するため、機能強化が課題となっていた。
こうした背景を踏まえ、同社はSuperStream-NX 統合会計との連携モデルを販売開始する。同モデルは、SuperStreamを中小企業向けに機能を限定することで従来よりも安価に提供できるようにしたもので、FutureStage 製造業向け生産管理システムとカスタマイズをすることなく、シームレスに連携するとしている。
これにより、FutureStage 製造業向け生産管理システムとSuperStream-NX 統合会計をセットで導入することが容易になるほか、会計システムをスモールスタートで導入するとともに、事業成長や業務内容の変化に合わせてオプション機能を追加するなど、段階的なシステム導入をすることも可能。
今後、日立システムズでは両製品の連携モデルを、中堅・中小規模の製造業向けに拡販し、2020年度末までに累計約30億円の販売を目指す。また、ビジネスパートナーとの連携による機能強化を継続的に行い、お客さまの経営課題解決、収益拡大に寄与する製品を提供していく。