フォトロンは、ダッソー・システムズ関連会社のスペイシャルが提供する3Dモデリングカーネル「CGM Core Modeler」を搭載した3次元CADソフト「図脳CAD3D」を発売することを発表した。発売予定は2017年9月で、価格は80万円。
「図脳CAD3D」は、主に自動車、航空機業界において高いシェアを持つハイエンドCADである「CATIA」が使用する3Dモデリングカーネルである「CGM Core Modeler」を搭載することで、CATIA V5/V6のネイティブデータをそのまま取り扱うことが可能な、3次元CADソフト。
わざわざデータ変換ソフトを用いなくても、CATIAネイティブデータを直接入力できるため、データ変換の煩わしさを解消するとともに、変換ソフトに要していたコストも削減でき、さらにモデル形状を正確に読み込めなかった場合の作業負担も軽減する。
また、同社が20年にわたる販売実績のある国産CAD「図脳RAPID3D」シリーズで培ったノウハウを活かして、直感的で使いやすい操作性を実現している。
なお、「図脳CAD3D」の発売に先駆け、6月21日~23日に東京ビッグサイト(東京都江東区)にて開催される「第28回 設計・製造ソリューション展(DMS)」と、6月28日~30日にポートメッセなごや(名古屋市港区)にて開催されるエンジニアのための自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2017 名古屋」に参考出展される。