パーク24とコンカーは6月20日、駐車場サービスおよびカーシェアリング・レンタカーサービスの利用料金の経費精算自動化を目的にサービス提携することを発表した。
パーク24は、快適なクルマ社会の実現に向け、交通インフラサービスの構築を推進。時間貸駐車場「タイムズ」は約1万6400件にのぼるほか、2009年に開始したレンタカーサービス「タイムズカーレンタル」やカーシェアリングサービス「タイムズカープラス」の総拠点数は約9900カ所、車両数は約4万6300台の規模になる。
2016年には、空きスペースを有効活用したい人とクルマをとめたいドライバーをマッチングする会員制駐車場サービス「B-Times」を開始し、サービスネットワークの拡大に取り組んできた。
個人だけでなく法人も利用していることから、グループサービスのキャッシュレス決済が可能な法人専用カード「タイムズビジネスカード」を発行するなど、サービスの拡充も進めている。
一方、コンカーが提供するConcur Travel & Expenseは、世界3万6000社、国内約600社で利用される出張・経費精算クラウドサービス。出張申請や出張手配、出張旅程管理、出張先でのリスク情報把握、経費精算、領収書原本の糊付け作業、経費申請など、出張・経費精算に至る一連のプロセスを統合・効率化するオープンプラットフォーム戦略を推進してきた。
これにより、出張・経費精算に関わるサービスや革新的なアプリケーションと相互に連携、出張・経費精算プロセスの効率化を包括的に支援している。
今回の連携により、法人顧客のドライバーがタイムズ駐車・タイムズカープラス・タイムズカーレンタル・B-Timesを利用した際、利用の明細データがConcur Expenseに自動で登録され、ドライバーはその情報をもとに経費申請ができるようになる。
そのため、経費入力の省力化、ひいては従業員全体の生産性向上による働き方改革の支援につながるほか、データ改ざんの恐れもなく、ガバナンスの強化も可能となる。