キヤノンは6月20日、ネットワークカメラのレンズ部分に親水コーティングを施したBOXモデルのネットワークカメラ3機種を6月21日より順次発売すると発表した。
新たに発売するのは、光学2.4倍電動ズームレンズ(デジタルズーム4倍)で130万画素の「VB-M741LE-H」、光学2.4倍電動ズームレンズ(デジタルズーム4倍)で210万画素の「VB-H751LE-H」、光学20倍ズームレンズ(デジタルズーム20倍)で210万画素の「VB-H761LE-H」の3機種。価格(税別)はそれぞれ、25万5000円、29万5000円、32万3000円。「VB-M741LE-H」以外は受注生産(受注後1.5カ月納期)となる。
これらは、既存製品であるVB-H741LVE、VB-H751LE、VB-M761LEを親水コーティング対応にしたモデル。本体の基本スペックは変わらない。
親水コーティングは、レンズ保護窓に付着した雨水が、親水コーティングの効果によりレンズ面上で広がって薄い膜となることで、光の乱反射が抑えられ、視認性が向上するもの。同コーティングにより雨水が砂ぼこりや埃などの汚れを浮かして流し落とす効果もある。「IP66」に適合しており、防じん・防水構造を採用。河川や港湾などの風雨を受ける場所でも使用が可能。親水効果は永久ではないが、効果が落ちてきた場合は修理対応する。
また、新製品3機種は、優れた低照度性能による暗所でのカラー撮影と、赤外照明を利用することによる光源がない0ルクスの暗闇での白黒撮影が可能。
同社では、工場、倉庫、ホテル、スーパー、河川、空港等での利用を想定。今後は、親水コーティングを他機種でも採用し、ラインナップを拡大していく。