日立ソリューションズ東日本は6月16日、個別に構築していたシステムや部門独自の業務システムを同一システム上に統合し一元管理する「業務アプリ構築プラットフォームAppSQUARE(アップスクエア)」の提供形態に、これまでのオンプレミス提供に加え、クラウドサービスの提供を追加したと発表した。
AppSQUAREは、これまで個別に構築していたシステムや、表計算ソフトなどを用いた部門独自の業務システムを、同一システム上に統合し、業務データと業務プロセスの一元管理を実現。ノンプログラミングで業務アプリを作成できる機能と、Web API(RESTful)を活用して業務に則した業務アプリを構築できる機能を兼ね備えている。開発期間の短縮や開発コストの削減など、従来の個別システム開発のネックを解消し、さらに業務に適したシステム開発が期待できるという。
プロセス管理機能をクラウドサービスで活用することで、複数の企業や拠点間で管理する共通の情報、自部門で管理する情報などを一元管理し、さらに情報の「蓄積・活用・審査/承認」をすべて「AppSQUARE」上で実施することが可能になる。
活用イメージとして、複数の企業や拠点などが関わるソフト開発プロジェクトにおいては、懸案、成果物などの共有と併せて顧客承認が必要な懸案や最終成果物の完了確認を、一連のワークフローで管理できるようになる。
また、顧客からの問い合わせを受け付けるヘルプデスクでは、「AppSQUARE」を活用することで、外部に回答作成を委託している場合でも、委託先における回答作成状況含めた問い合わせ対応プロセスの一元管理が可能になる。