LINEは6月15日、内閣府が運営するマイナンバーを利用したオンラインサービスのポータルサイト「マイナポータル」とコミュニケーションアプリ「LINE」を連携させることで合意し、協定を締結したと発表した。

マイナポータルでは、マイナンバーカードを用いて自分のアカウントを作成することで、オンライン上で行政機関が持つ自分の情報を確認したり、行政機関などからのお知らせを受け取ったり、全国の行政サービスを検索し、電子申請することができる。

今回の連携により、今後開設を予定しているマイナポータルのLINE公式アカウント「マイナちゃん」との簡単なメッセージのやり取りを通じて、マイナンバーや氏名などの個人情報を用いることなく、全国の行政サービスが横断的に検索することが可能になる。

また、希望に合ったサービスが見つかったら、表示されたURLをタップして「LINE」からマイナポータルに移動することによって、マイナポータルから電子申請を行うことができるようになる。

マイナポータルの電子申請は、子育て関連サービスを皮切りに今年7月から試行、今秋から本格的な提供が予定されているが、「LINE」との連携に関しては2017年中の開始を予定しているという。