アンリツは、LTE端末のGCF/PTCRB認証で要求されているRF/プロトコルを1台で行える、シンプルコンフォーマンステストシステム「ME7800L」を開発し、14日より販売を開始した。
先進国では「LTE-Advanced」の普及が進展している一方で、2Gや3Gシステムが使用されている新興国諸国においては、5G/IoTにつながるモバイルブロードバンドシステムとしてLTEサービスの導入が計画されている。そして、LTE端末の商用化に際しては、GCFおよびPTCRBが認証した試験システムによる評価が要求されている。
同社は、LTE/LTE-Advancedの認証試験システムとして、RF試験ではME7873LA、プロトコル試験ではME7834LAを従来から提供しているが、新興諸国においてはLTEの基本機能に絞った試験システムが求められており、認証試験システムのラインアップを拡充し、LTEの基本的な試験であるRF試験とプロトコル試験を1台で行えるME7800Lを開発した。
LTE端末のRF/プロトコル認証試験システムとしては、最低価格帯での提供を実現しており、新規導入や設備の増強を少ない投資で実現可能となった。
各テストケースは、GCF/PTCRBが策定した試験規格に適合しており、LTE端末の認証試験システムとして使用できる。また、拡張性に優れたプラットフォームであり、IoT向けのLTE規格であるCAT-M1、NB-IoTへも対応している。