伊藤忠商事とファミリーマート、LINEの3社は6月15日、ファミリーマートと伊藤忠商事が取り組む次世代店舗において、クラウドAIプラットフォーム「Clova」をはじめとしたLINEの各種サービスを連携させ、新製品・新技術・新サービスの開発を協力して推進することを目的に、業務提携に関する基本合意書を締結したことを発表した。
伊藤忠商事は、早くから生活消費関連分野に注力し、特に流通分野においてはファミリーマートの筆頭株主として、同社の企業価値の向上に向けた取組・支援をしてきた。
また、IT分野においては、ベンチャー投資活動を通じて先端技術や先進的なビジネスモデル・サービスモデルを活用した新規事業開発を国内外で積極的に推進している。
加えて同社とファミリーマートは、AIやIoTを積極的に活用した顧客コミュニケーションを実現する「次世代店舗」の構築に向け、さまざまなステークホルダとともに取り組んでいるという。
一方のLINEは、日本国内で6800万MAU(2017年3月末時点)を超えるユーザー基盤と、高いアクティブ率をベースに、LINEからすべてがつながる世界を目指す「スマートポータル構想」を推進。ポストスマートフォン・ポストディスプレイ・ポストタッチ時代に向けた新たな戦略として、クラウドAIプラットフォーム「Clova」の開発を進めてきた。
3社は、同業務提携により、次世代店舗において、顧客ニーズや購買履歴などに合わせたコミュニケーション基盤の整備に向け、ClovaをはじめとしたLINEの各種サービスなどを連携させた製品・技術・サービスの開発を協力して行っていく考え。
また、海外展開に関しても推進することを検討してく予定だ。