iXsystemsは6月14日(米国時間)、「FreeNAS 11.0 is Now Here - FreeNAS - Open Source Storage Operating System」において、FreeNASの最新版となる「FreeNAS 11.0」の公開を伝えた。FreeNASは人気の高いオープンソースのNAS構築ソリューションの1つ。FreeNAS 11.0には仮想化機能とS3互換のオブジェクトストレージサービス機能が追加されたほか、パフォーマンスも向上している。
FreeNAS 11.0に追加された仮想化機能はbhyve。また、S3互換機能が追加されたことで、S3互換サーバとして運用することも可能になった。また、ベースプラットフォームがFreeBSD 11-STABLEへアップグレードされており、FreeNAS 9.10のカーネルと比較して20%の高速化が実現したとされている。
FreeBSD 11.0ではアラートサービス機能も新しくなっており、Slack、PagerDuty、AWS、Hipchat、InfluxDB、Mattermost、OpsGenie、VictorOpsへアラートを飛ばすことが可能になっている。また、ベータ段階ではあるが、新しい管理GUIが追加されている。この新しい管理GUIは次のFreeNAS 11.1で正式版として採用される見通しになっている。