産業機器輸入商社のイリスは、ドイツBigRep社の大型3Dプリンター「BigRep ONE」を6月21日から6月23日まで東京ビッグサイトで開催される第28回 設計・製造ソリューション展にて発表、販売を開始する。価格は約10,000,000円。
BigRep ONEは造形サイズ1立方メートルという、これまでの3Dプリンターでは不可能だった原寸大の大型部品のプロトタイプの作成を可能にし、既に全世界で140台以上を販売している。ドイツでは高級車メーカー、家具メーカー、鉄道会社、建築・設計会社をはじめとする企業での採用実績もある。また、躯体デザインは2016年にドイツデザイン賞を受賞しており、芸術家やデザイナーアトリエでも採用され、新しいアート作品の制作にインスピレーションを与えているという。
本体はオープンなつくりのため、常にプリントの品質と進捗がよく見える。また、取り付け式(モジュール式)のプリントヘッドが2つついているため、2色同時に効率よくプリントできる。
本体サイズは、1,850×2,250×1,725(mm)、重さは460㎏。レイヤー解像度は400 - 900μm(1.0 mmノズル)、150 - 400μm(0.5 mmノズル)。造形方式は、FFF/熱溶解フィラメント製法(FDM)。