ワタミは6月12日、スマートフォンを使用する決済サービスである「NIPPON PAY (ニッポン・ペイ)」を、東京都内にある「和民」の3店舗で試験的に導入を開始した。これにより、中国で広く利用されている決済サービスである「WeChat Pay」および「Alipay」に1台で対応できるという。

QRコード読み取りの様子

今回の取り組みはNIPPON PAYとの提携により実現したものであり、海外から日本を訪れる旅行者への利便性を高めるとしている。

NIPPON PAYは複数のモバイル決済手段に対応しており、中国のスマートフォン決済市場で大きなシェアを持つ決済サービスであるWeChat PayおよびAlipayの双方に対応していることが特徴。両方の決済サービスへの対応により、外国人観光客が決済しやすい環境を整えるという。

同サービスは、利用客がスマートフォンでQRコードを提示し、店舗側がタブレットなどでこれを読み取ることで決済が完了する。同社は同サービスを、和民銀座5丁目店で6月12日から導入し、6月中には同浅草雷門店および新宿東口靖国通り店に順次導入するとしている。これら3店舗は、以前から外国人観光客の利用が多いことから導入を決定した。