ソフトバンクは6月12日、Googleのクラウドサービスである「Google Cloud Platform」(GCP)の導入をサポートする「Google Cloud Platformパートナー」の認定を取得したと発表した。
GCPは、Googleのサービス基盤を利用するクラウドサービス。同サービスでは、ビッグデータを容易かつリアルタイムの解析を可能とする「Google BigQuery」や、メンテナンスフリーのプラットフォーム「Google App Engine」、多機能クラウド・ストレージ「Google Cloud Storage」など、ユーザー企業の要望や変化にタイムリーに対応する機能を中心に提供している。
ソフトバンクは、ユーザー企業のデジタル・トランスフォーメーション(DX)を推進するソリューションの展開に向けて、同認定を取得した。これまで、Googleの「G Suite」(旧Google Apps for Business、Google Apps for Work)の販売や新規導入、移行にあたり、専任のセールスマーケティング、テクニカルサポート、導入支援サポートなどの組織をGoogleと共同で編成し、企業向けにサービスおよびサポートを提供している。
また、クラウド分野での実績から「Google Cloud Global Partner Award for G Suite Customer Success」を受賞するなど、Googleのビジネスパートナーとして関係を構築してきた。今回の認定取得により、ソフトバンクはGCPを導入する企業に対し、ソリューションやシステム設計、構築、保守、運用支援など、多様なサービスやサポートを提供していくという。
さらに、同社はITの力を駆使した最適な働き方で組織と個人の生産性を最大化することを目標に、自ら働き方改革に取り組んでいる。G Suiteの利用で培った業務効率化のノウハウをベースにGCPの新たなビジネスを創造し、Googleとの強固な協力体制を通じて企業の働き方改革推進を拡大していく。
加えて、同社のクラウド・サービスである「ホワイトクラウド」と連携する多様なソリューションの展開など、今後も引き続きユーザー企業の事業拡大に貢献するためにサービスを拡充していくという。