アリババグループのクラウドコンピューティング部門であるアリババクラウドは、6月10日に開催したコンピューティングカンファレンス上海サミットにて、インドのムンバイとインドネシアのジャカルタに2つの新しいデータセンターを今年度中に開設すると発表した。
同社は、最近発表したマレーシアのデータセンターを含め、アジアでのコンピューティングリソースを増やし、クラウド機能を用いて中小企業を支援している。
アリババグループのシニア・バイス・プレジデントで、アリババクラウドCEOのサイモン・フーは「アジアを拠点とする唯一のグローバルクラウドサービスプロバイダーである当社は、アジア地域の顧客に革新的なデータインテリジェンスとコンピューティング機能を提供するために必要な、文化的、背景的優位性を備えている。インドとインドネシアにデータセンターを設立することで、アジア地域内および世界各地での地位がさらに強化するだろう」と語った。
同社はマレーシア、インド、インドネシアに3つの新しいデータセンターを設立することで、中国、オーストラリア、ドイツ、日本、香港、シンガポール、アラブ首長国連邦、アメリカを含む、データセンターの総数が17になる予定だ。