トレンドマイクロは6月12日、総合サーバセキュリティ対策製品「Trend Micro Deep Security」が、グーグルの提供するクラウドサービス「Google Cloud Platform」に対応することを発表した。Trend Micro Deep SecurityがGoogle Cloud Platformを保護することで、よりセキュアなクラウド環境の実現を目指す。

同社は、Trend Micro Deep Securityの主な特徴として「クラウド環境の保護に必要な機能をオールインワンで提供し、サーバの多層防御を実現」「クラウド環境で増減するインスタンスに柔軟に対応」「ハイブリッドクラウド環境を1つの管理マネージャで統合管理可能」の3点を挙げている。

サーバの多層防御の実現では、ファイアウォール、Webレピュテーション、IPS/IDS(侵入防御)、ウイルス対策(不正プログラム対策)、セキュリティログ監視、ファイルやレジストリの変更監視など、サーバセキュリティに必要な複数の機能を提供。

「Trend Micro Deep Security」の概要

インスタンスへの対応については、クラウド特有のオートスケール機能で増加したインスタンスに自動的にDeep Securityエージェントのインストールとセキュリティポリシーの適用を可能としている。

そして、1つの管理マネージャで統合管理が可能なことに関しては、クラウド上のインスタンスをDeep Securityエージェントで保護しつつ、オンプレミス環境のサーバを保護し、クラウドとオンプレミスにまたがるハイブリッドクラウド環境を1つの管理マネージャで統合管理できるという。