アドバンスト・メディアは6月12日、留守番電話に特化した音声認識エンジンを開発し、販売を開始した。留守番電話の録音メッセージを文字化する。

留守番電話サービスの録音音声をディープラーニング技術を用いて学習させ、留守番電話専用のエンジンを開発した。電話の独自のノイズや周辺環境に対応した電話回線専用の音響チューニングと、留守電に特化した言語モデルを組み合わせることにより、高い認識率を誇る。これまでの電話用の音声認識エンジンと比較し、10%のエラー改善率を実現した。

音声認識開発キット「AmiVoice SDK」を使った組み込み開発や、企業独自の電話サービスへの連携利用が可能。すでに、各種留守番電話サービスに採用されており、今後は通信キャリアや仮想移動体通信事業者(MVNO)などへのさらなる導入拡大を目指していく。