ソニーは、電子ペーパー搭載のディスプレイウォッチ「FES Watch」の第2弾商品、「FES Watch U (フェスウォッチ ユー)」の正式販売を開始した。販売店舗は同社の運営するFashion Entertainments Webサイトにて確認できる。価格はプレミアムブラックが6万円、シルバーとホワイトが4万6,000円(税別)
FES Watch Uは、ボタンを押すと文字盤とベルトのデザインを切り替えられ、自分好みにデザインをアレンジできる腕時計。アナログ、デジタル、日付・曜日など12種類の文字盤とベルトのデザインがプリインストールされており、その日の服装や気分、シチュエーションに応じて、ボタンひとつで簡単にデザインの着せ替えを楽しむことができる。
本体カラーは、プレミアムブラック、シルバー、ホワイトの3色。プレミアムブラックモデルは、風防に反射防止加工を施したサファイアガラスを採用。また、ケース部分の表面には、チタン化合物をコーティングしたイオンプレーティング処理を施し、ファッション性と耐傷性の高さを両立したとのこと。同製品は、同社の新規事業創出プログラムから生まれたFashion Entertainmentsプロジェクトによる商品で、2016年8月~10月に、同社が運営するクラウドファンディングとEコマースのサイト「First Flight」にてクラウドファンディングを実施し、今回正式販売を開始した。
同製品は、プリインストールされたデザインに加え、専用のスマートフォンアプリケーション「FES Closet(フェス クローゼット)」と連携することで、スマートフォンでその場で撮影した写真や、スマートフォン内のライブラリ画像を取り込むなどして、オリジナルのデザインを作成できる機能を搭載。旅先の風景や家族、ペット、自身の作品など、様々なイメージをアプリ上でレイアウトし、同製品の文字盤とベルトに表示することができる。
また、同アプリを通じて、GASIUS、HOMEWORK、MIKITYPE、YOSHIROTTENなど、国内外の個性豊かなクリエイターとのコラボレーションによるデザインを無料ダウンロードすることも可能。クリエイターによるオリジナルデザインは順次追加が予定されており、7月以降のコラボレーションクリエイターは、イラストレーターの長場雄氏およびエドツワキ氏、ファッションブランドJULIUS デザイナーの堀川達郎氏、ファッションブランドFULL BKデザイナーのDJ DARUMA氏、ほか3名が予定されている。
なお同社は、 “TOKYO MONOCHROME(トーキョー モノクローム)”と題した期間限定のキャンペーンを2018年3月31日まで開催している。東京から世界に挑んでいるクリエイター10名とのコラボレーションにより、色彩にあふれた都市・日常を「モノクロ」で描写するという表現スタイル、カルチャーを提案していくという。コラボレーション第一弾として、アートディレクターの井上嗣也氏、ファッションブランドANREALAGEのデザイナーの森永邦彦氏、書道家の万美氏のオリジナルデザインが、「FES Closet」から無料でダウンロードできる。