コンピューターグラフィックスソリューションを展開しているエルザジャパンは6月9日、クラウドソリューション「Teradici Cloud Access Software」を6月12日から販売開始すると発表した。

同ソリューションは、クラウドやワークステーションにインストールされ、互換性のあるPCoIPクライアントからリモートアクセスを可能にするソフトウェア。オフィスワーカーをはじめCAD/CAMなどを利用するプロフェッショナルユーザーが、ローカル環境を利用するような感覚で自宅や出張先などの遠隔地からパブリッククラウドやプライベートクラウドにアクセスできるようになるという。

同ソリューションはTeradici PCoIPテクノロジーをベースに構築されており、セキュリティに優れたPCoIPゼロクライアントをはじめとする様々なデスクトップおよびモバイル端末において、クラウドベースのユーザーエクスペリエンスを提供。Teradici PCoIPテクノロジーは、コンピューティングエクスペリエンス全体をクラウド内で安全に圧縮して暗号化し、ピクセルデータのみをクライアント側に送信するので、企業はストレージだけをデータセンターなどに配置するよりも高いレベルのセキュリティが確保できるとしている。

Windows版とLinux版に各2つのエディションがあり、グラフィックスのアクセラレーションを必要とするグラフィックスエディションと、オフィスソフトや入力作業などグラフィックスのアクセラレーションが必要のないスタンダードエディションから選べる。

ライセンス形態は、ローカルライセンスもしくはサーバーライセンスについてそれぞれ1年もしくは3年のサブスクリプションライセンスが用意されているとのことだ。