ソフトバンクグループ(以下、SBG)は、Alphabet Inc.(以下、Alphabet)傘下のロボティクス分野のパイオニアであるBoston Dynamicsの、SBG子会社による買収を合意したと発表した。 なお、同取引条件の詳細については非公表となっている。
SBGの代表取締役社長、孫正義は次のように述べている。 「今日、人間の能力では解決できない数多くの課題が存在します。スマートロボティクスは情報革命の次のステージの重要な推進役であり、また、Boston Dynamics創業者のMarcとそのチームは、最先端のダイナミックなロボット分野における明確なテクノロジーリーダーです。私は彼らをソフトバンクファミリーに迎え入れることができ感激しています。ロボティクス分野を発展させ、生活をより快適・安全に、またより充実させることができるような活用方法を探求し続けるBoston Dynamicsをサポートしていくことを楽しみにしています」
Boston Dynamicsの創業者であり、Chief Executive OfficerのMarc Raibertは、次のように述べている。「Boston Dynamicsは、次世代の技術革新を創造するソフトバンクの大胆なビジョンとポジショニングの一部として参画できることをうれしく思います。また、われわれは、技術の進化は人類のためにあるべきというソフトバンクの信念を共有しています。そして、高度なロボットが活躍できる領域を広げ、よりスマートでよりつながったネットワーク社会において有用な活用方法を創造することを使命として、ソフトバンクと協力していきたいと考えています」
また、Alphabetとの同取引の一環として、二足歩行ロボットを開発している日本企業のSchaftを買収することにも合意している。Schaftは、2012年に東京大学の情報システム工学研究室で設立され、2013年にgoogleに買収された企業。