キーサイト・テクノロジーズは、5Gテクノロジーの実現に向け、Qualcomm Incorporatedの子会社であるQualcomm Technologiesと協業することを発表した。
同社の新型UXM 5Gワイヤレス・テスト・プラットフォームをベースとする、新しい5Gネットワーク・エミュレーション・ソリューションのポートフォリオにより、Qualcomm Technologiesは、5Gに必要なチップセットテクノロジーと上位レイヤープロトコルの検証が可能になる。このソリューションは、サブ6GHzとミリ波に対応し、Qualcomm TechnologiesにIC性能の詳細情報を提供し、5Gトライアルで起こりうる問題を解決するものだ。
なお、同社Wireless Testのバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャー Satish Dhanasekaran氏は、「3GPPが5G NRのノンスタンドアロン仕様を推進していることから、キーサイトはQualcomm Technologiesと協力し、その5GプログラムのプロトコルとRFワークフローに貢献できることを大変うれしく思います。当社のソフトウェアおよびハードウェアプラットフォームには、初期要件から最終3GPP規格に及ぶ、5Gのデザインとテストへの対応に必要なシステム拡張性と機能が備わっています。」とコメントしている。
また、Qualcomm Technologiesのエンジニアリング部門のバイスプレジデント Jon Detra氏は、次のように付け加えている。「当社は、5Gによってもたらされるさまざまな可能性の実現に、キーサイトと共に取り組めることを喜ばしく思います。キーサイトのソリューションは、当社の商品化戦略を後押ししています」