A10ネットワークスは6月6日、PFS/ATS対応のSSL暗号処理を高速化する「第3世代 SSL/TLS専用ハードウェア」を搭載したADC(アプリケーションデリバリーコントローラ)製品「Thunder ADCシリーズ」の最新モデルを国内で順次提供開始すると発表した。価格はオープン。
Thunder ADCシリーズの最新モデルは、処理負荷が高いPFS/ATS暗号スイートの処理を高速化し、旧モデルと比較して約10倍の処理性能を備えているという。
最新モデルは、Thunder ADCシリーズに加えて、同社のSSL可視化製品「Thunder SSLi(SSL Insight)」、ファイアウォール/クラウドプロキシ製品「Thunder CFW(Convergent Firewall)」シリーズでも提供する。
また、最新モデルが提供するアプリケーション配信とサーバー・ロード・バランシング機能は、処理負荷の高いSSL /TLS処理をWebサーバからオフロードし、アプリケーション配信速度を高速化することにより、より安全なサービスを提供する。
さらに、Thunder SSLiの最新モデルは、40Gbps以上の暗号化されたトラフィックを可視化し、他社のセキュリティ製品と連携することで、SSL通信を悪用する攻撃から企業を保護することが可能としている。