CData Software Japanは6月6日、データベースからREST APIを自動生成するAPI開発・運用基盤「CData API Server」の製品版をリリースした。
クラウド時代の業務アプリケーションでは、SaaSとオンプレシステムや他のSaaSとのリアルタイムかつセキュアなデータ連携の方法として、Web APIの利用が一般的となっている。それだけではなく、ビジネスを取り巻く環境が早いスピードで変化する中、企業が自身のビジネスの成長のために拡張性の高いサードパーティエコノミー(API エコノミー)を構築・活用する必要性が説かれている。Web APIは、アプリケーション間のデータを繋ぐだけではなく、ビジネスとビジネスを繋ぐ役割を担っているという。
ただし、Web APIの開発・運用には、エンドポイントの開発以外にも認証、ドキュメント作成、モニタリング機能の実装などさまざまな知識とスキルが要求される。CDataでは、Web API を超高速・ノンプログラミングで開発・運用できる「CData API Server」を提供し、ユーザー企業のWeb API公開をサポートする。CData API Server では、APIとして公開するDBを接続し、エンドポイントをポイント&クリックで選択するだけで、プロフェッショナルなREST APIを自動生成し、任意の環境にデプロイすることが可能。また、日本語のAPIドキュメントも同時に自動生成する。
価格(税別)は、データソースでオンプレミス環境にRDBMSを配布できるStandard版が、サーバ(4コア)単位で、20万円/年。NoSQLやSaaSをデータソースにする場合やクラウド配布は、要問い合わせ。
推奨環境は、Windows Vista/Windows Server 2008以上、.NET Framework 2.0 以上、RAM 500MB以上、1GB以上。Unix/Macが、Java Runtime Environment(JRE)1.5以上、Tomcat、JBoss、WebLogic、WebSphere、JettyなどのJava servlet container、RAM 500MB以上、1GB以上。