NECパーソナルコンピュータは、経経済産業省による「平成28年度補正 IoTを活用した社会システム整備事業(スマートホームに関するデータ活用環境整備推進事業)」の採択を受けた積水ハウスが今夏に実施する、集合住宅実証のコンソーシアムメンバーとして参加することを発表した。
IoTなどの登場により、家庭内の機器をネットワーク化してそれらのデータを活用することが可能となり、ビジネスモデルの変革や新たなビジネスモデルの創出、エネルギー効率化などの社会課題の解決が期待されている。一方で、複数のメーカーの機器が混在する家庭内において機器間の連携を図るなど、実用化に向けて技術的な課題の解決も必要とされている。
同社は、メーカー間で統一の図られていないホームIoT機器のデータ形式や通信方式の違いを吸収し、より簡便にIoT機器のネットワーク連携が図れるクラウドベースのプラットフォーム基盤技術を開発しており、この技術を今夏の実証実験において提供する。
また、今後はこの技術の開発をさらに進め、広くIoTデバイスメーカー、住宅メーカー、インフラ事業者などの異業種と「共創」を推進していくことにより、スマートホーム分野にとどまらず、健康促進、地域活性化などのためのIoTの実用化を推進し、それによる社会的課題解決に貢献していくとしている。