キヤノンIT ソリューションズ(キヤノンITS)は6月5日、Webアプリケーション自動生成ツール「Web Performer V2.1」を同日より販売すると発表した。新バージョンでは、設計自動化機能を強化している。

「Web Performer V2.1」では、設定したリポジトリ定義からWebアプリケーションの画面仕様をドキュメントとして自動的に出力する機能を追加。ドキュメントとしては、画面説明、画面イメージ、項目・ボタン説明、画面遷移図、関連文書などが出力可能。

画面仕様ドキュメント出力

また、既存DBのスキーマ情報をリポジトリへ直接取り込みが可能になった。対応するDBはOracle 11g/11g R2/12c R1、SQL Server 2008/2008 R2/2012/2014/2016、MySQL 5.6/5.7、PostgreSQL 9.3/9.4/9.5、DB2 v9.7/v10.1/v10.5/v11.1、DB2 400 V6R1/V7R1/V7R2/V7R3、FUJITSU Software Symfoware Server。

DBのスキーマ取り込み

さらに、従来Excelなどで管理していたデータ項目を「Web Performer V2.1」の「項目辞書機能」で一元管理が可能となり、「項目辞書」に登録された項目から直接テーブルや画面の定義が行えるほか、辞書に登録された項目を変更・修正することで定義の一括変更・修正が可能となる。

辞書項目

そのほか、今回、デザインテーマとして、カラーユニバーサルデザイン機構推奨のテーマや色覚障害・健常者の両方が利用できるテーマを追加している。

デザインテーマ

価格(税別)は、ユーザライセンスが360万円~、サブスクリプションライセンスのSI 開発ライセンスが150万円(年間)~。なお、V2.0のユーザーは無償でアップグレードできる。

同社は2020年までに50 億円(導入支援、システム開発を含む)の売上を目指し、今後も市場の動向やビジネスの変化に対応した機能を追加していく予定だという。