ジュニパーネットワークスは6月1日、クラウド時代に適したコンパクトなエッジルータ「MX10003」を発表した。新しいルータは、フォームファクターに搭載され、拡張性や密度、パフォーマンスの組み合わせを通じて機能を提供するという。
新製品は、既存のMXシリーズ3Dユニバーサルエッジルーターと同様に、プログラマブルなTrioチップセットとJunos OSを搭載。省スペース性と省電力性の確保を可能とし、3ラックユニット(3U)のスペースで4.8Tbpsのスループットに対応している。
また、統合されたタイミング技術のほか、エンドユーザー側で10GbE、40GbE、100GbEに構成可能なマルチレート・ポートに対応し、同社が掲げる「Self-Driving Networks(完全自律型ネットワーク)」の基盤となる自動化とテレメトリの包括的な機能スイートを特徴としている。
さらに、モジュール型のため新旧のネットワークアーキテクチャをシームレスにサポートし、長期的な投資を保護すると同時に、オペレーターが必要とするメトロイーサネットへの対応を支援するという。