トレンドマイクロは6月1日、SDN連携セキュリティ対策製品 「Trend Micro Policy Manager 2.5」を8月初旬から提供開始すると発表した。
「Trend Micro Policy Manager」は、ネットワーク上の複数の監視ポイントで、同社のセキュリティ製品が検知したイベントをトリガーとし、ソフトウェアによるネットワーク制御技術(SDN:Software Defined Networking)との連携により、企業の運用ポリシーにひもづいた動的なネットワーク制御を速やかに実行する。
具体的には、「Deep Discovery Inspector」「Trend Micro Deep Security」「ウイルスバスター コーポレートエディション」をセンサーとして用い、それらが検知したネットワーク上のふるまい、不正プログラム感染などのインシデント情報に基づいて、「Trend Micro Policy Manager」が企業の運用ポリシーに沿ってSDNコントローラやスイッチを介してネットワークを動的に制御する。
今回、汎用制御APIの提供により、APRESIA Systems、アラクサラネットワークスと連携ソリューションを提供開始する。加えて、富士通との連携ソリューションの提供も予定しているという。
1年間の同製品の制御対象ノード数(サーバ・クライアント)が1000~1999のネットワークに対する参考標準価格は240万円(税別)。製品を複数のサーバにインストールする場合、サーバごと(管理可能な端末数を基)に課金される。