fossBytesに5月31日(米国時間)に掲載された記事「Just A Software Update Could Give You 3X Display Resolution, This New Research Is The Reason」が、既存の液晶ディスプレイの解像度を3倍にする技術が研究者らによって検討されていると伝えた。この技術は既存の液晶ディスプレイと互換性があり、それほど手間をかけずに実装できる可能性があるという。
記事は、Nature Communicationsに掲載されている「Actively addressed single pixel full-colour plasmonic display」を引用する形で、技術の詳細を紹介している。液晶ディスプレイの1ピクセルは通常3つのサブピクセルから構成されている。それぞれのサブピクセルは赤、青、緑を発色する仕組みになっており、これらの組み合わせで色を表現している。
研究者らは、電圧を変更することにより、1つのサブピクセルで複数の色(赤、青、緑)を発色できることを発見したという。つまり、サブピクセルをピクセルとして利用することができるため、既存の液晶ディスプレイの解像度を3倍へ引き上げることができるとしている。