Microsoftは30日(現地時間)、Microsoft Azure上で動作するストレージサイズを1TB(1,023GB)から最大4TB(4,095GB)に拡大したことを、公式ブログで発表した。現時点では米国中西部のみ対応するが、今後各リージョンでの対応を予定している。
Microsoft Azureでは高パフォーマンス用となる「Premium Storage」とコスト効率を優先する「Standard Storage」を用意しているが、今回の改正でPremium Storage P40は最大2TB、同P50は最大4TB。Standard Storage S40は最大2TB、同S50は最大4TBに変更された。
ポイントはスループットの改善にある。Premium Storageは帯域幅が250Mbps、ストレージ性能特性は7,500IOPSまで上昇。Standard Storageは帯域幅が最大60Mbps、ストレージ性能特性は最大500IOPSとなる。発表時点ではAzureポータルが対応していないため、Windows PowershellやAzure Powershellを用いらなければならない。また、仮想ストレージを作成しても各日本リージョンからはマウントできないため、今後の早期対応が待たれる。なお、Microsoftは1TB以上のVHDファイルをアップロードする新たなAzureツールのリリースを予定してことも明かした。
阿久津良和(Cactus)