NTTコムウェアは病院にあるテレビをベッドサイド端末として利用できるサービスを、ベッドサイド端末サービス提供事業会社を通じて6月1日より販売開始すると発表した。

ベッドサイド端末は、患者と病院のコミュニケーションを可能にする端末で、フロア案内や医師紹介といった病院の情報の参照、インターネットや動画視聴、ゲーム等の患者のアメニティを向上する事ができるもの。

NTTコムウェアでは、これ以外にアンケートを作成や入院患者のアンケート結果を集計できる機能を提供する。

同社では、NTT西日本が提供する光BOX+と病院の既設テレビを利用し、安価な「ベッドサイド端末サービス」を提供する。

使い慣れたテレビとリモコンを利用することで、直感的に使いやすいシステムとなり、既設テレビに光BOX+を接続するだけで利用可能なため、個室のみの導入、透析室や化学療法室のみの導入など、小規模から利用可能な点がメリットだという。

利用イメージ

価格は、標準卸売価格が月額600円/台(税別)。今後はセンサー連携による徘徊検知、バイタル機器連携によるデータ自動転送、テレビ電話などの機能を提供することを予定している。同社では、病院をはじめ、介護施設、サービス付き高齢者住宅などを対象に、2020年までに4万床の提供を目指している。