アライドアーキテクツは5月29日、ハイクラスレストランの予約・決済サービス「ポケットコンシェルジュ」を運営するポケットメニューと共同で、インバウンド富裕層向けプロモーション支援サービスの提供を開始した。

「ポケットコンシェルジュ」とは、ほかの予約サービスで未掲載のミシュラン掲載店など厳選されたレストランに関する情報を日本語版・英語版にて掲載し、日本への旅行前に予約から決済まで行うことができるサービス。

これを利用する訪日外国人旅行者は、レストラン利用時の1件の予約(平均2.2人)あたりの平均単価が約6万円となっており、インバウンド富裕層が多くの割合を占めている。

同サービスでは、このインバウンド富裕層を対象に、国や性別、年齢、訪日予定のある旅行者、訪日経験の有無に応じてセグメントし、メールマガジンやタイアップ広告などを用いてアプローチすることが可能。

特に、訪日予定のある旅行者を狙ったプロモーションは、どこへ行くか、何をするかなどの旅行プラン検討段階に競合他社よりも早く接触できる可能性が高いため、高い効果が期待できるという。

さらに、このたびの新サービスでは、これらのデータを用いて、アライドアーキテクツがもつSNS広告配信のノウハウを活用し、同ターゲットやその類似ユーザーに向けてユーザーの興味関心に合った内容、クリエイティブでの広告を適切なタイミングで配信することが可能だ。

両社は今後、レストランや百貨店といった店舗はもちろん、ホテル・旅館などの宿泊事業者、タクシーをはじめとする交通事業者など、インバウンド富裕層をターゲットとする多様な企業・自治体に向けて、データを活用した緻密なプロモーションを提供していきたい考え。

また、同じ仕組みを用いた国内富裕層向けのプロモーション支援サービスも展開予定という。