TISインテックグループのTISとクララオンラインは29日、日本企業の中国展開におけるクラウドサービス活用支援を行うため協業することを発表した。
1997年創業のクララオンラインは、東京・名古屋・北京・シンガポール・台北・ソウル・香港と広くアジアを拠点にクラウドサービスや運用、コンサルティングを手がける企業で拠点を活かしたクロスボーダーのビジネスを構築。2015年4月には中国でのクラウドサービス「鴻図雲」をニフティ(現・富士通クラウドテクノロジーズ)と共同事業化している。
TISは、AWSプレミアコンサルティングパートナーとして、大規模なエンタープライズ向けシステム構築・運用実績に加え、COBOL To Java変換システム「Xenlon~神龍 Migrator C2J」などメインフレームからクラウドへの移行に寄与する自社開発のツールも持っている。今回の協業では、クララオンラインの中国進出におけるライセンス取得支援やコンサルティングサービスとTISのAWSシステム構築・運用がワンストップで提供できるようになる。
両社は、中国におけるAWSビジネスに加えて、今後ITインフラ領域の相互のサービス取り扱いまで広げた協業体制の強化も検討していく構え。