さくらインターネットは5月25日、「さくらのクラウド」のオプションサービスとして、仮想サーバを実行するホストサーバを専有し利用できる「専有ホスト」の提供を開始した。

専有ホストとは、仮想サーバを実行する物理ホストサーバ(CPU、メモリ)を専有して、他の利用者による仮想サーバのコンピューティングリソースへの影響を受けずに、さくらのクラウドを利用できるオプションサービス。

これにより、専有型ホストサーバでは、ほかの利用者と混在することのできないコンプライアンス要件を、従来のクラウドの使い勝手そのままに実現することができるという。また、物理ホストサーバのスペックにより、ライセンスコストの変化するソフトウエアの導入も可能としている。

なお、専有型ホストサーバか共有型ホストサーバ(通常のさくらのクラウド)のどちらでサーバを起動するか、用途に応じて選択できる。

専有型ホストサーバと共有型ホストサーバの選択が可能

専有型ホストサーバの仕様は、提供ゾーンが東京第1ゾーン、搭載CPU数が2CPU、物理コア数が20コア(1CPUあたり10コア)、最大仮想コア数が200仮想コア、メモリ容量が224GB。1台あたりの料金(税込)は、月額21万6000円、日額1万800円、時間額1080円となっている。